ボイトレ解説

【歌う時の口の開け方】口を大きくあけなきゃと思っていませんか?【ボイトレ解説】

ゆりか先生
ゆりか先生
声楽講師の永井友梨佳です♪
ボイトレ・声楽レッスンを行っています!

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みなさんは歌をうたう時、どんなことに気を付けていますか?

「口を大きくあけなきゃ」と思っている方は多いのではないでしょうか。

音楽の授業でそうやって習った人も多いですよね。

 

でも実は…

歌がうまくなるためには、口を大きくあける必要はないんです…!

むしろ、口を大きくあけるのはデメリットが多いんですよね( ゚Д゚)

 

実際、私のレッスンでは口を大きくあけるのをやめたことで、

声が出やすくなったり、高音が出るようになった方が何人もいらっしゃいます。

今日は、この「口を大きくあける」ことのデメリットや、

じゃあ口はどうすればいいのか、など解説していこうと思います♪

 

「口を大きくあける」とは?

音楽の授業で「口を大きくあけて~!」と先生に言われたとき、

多くの人は、「口先(唇)を」大きくあけようとしますよね。

実は、これが間違いなんです…

 

口先(唇)を大きくあけるんじゃなくて、口の中をあけるのが本当に必要なこと。

ここが、勘違いが多いところじゃないかなと思います。

では、次からは口先(唇)を大きくあけることのデメリットを解説していこうと思います。

 

口先(唇)を大きくあけるデメリット

アゴに力が入りやすくなる

口を大きくあけよう!と思ったとき、みなさんはどうしますか?

アゴを大きく動かそうとする方がほとんどだと思います。

 

そうやってアゴを必要以上に大きく動かそうとすると、それが力みに繋がってしまうんです。

アゴの周りの筋肉は、実は喉周辺にも繋がっています。

なので、アゴに力が入ってしまうと、喉にも力が入りやすくなるんです。

喉に力が入ると、当然声のコントロールが難しくなってしまいます…。

【高音を伸ばすために】アゴや舌の力を抜いて歌う方法【ボイトレ方法解説】 \無料体験レッスンはこちら/ 歌の練習をしていて、アゴや舌に力が入ってしまうことってありますよね。 高音になればなるほど...

 

頭が後ろに傾いてしまう

口をあけようとしたときに、口を上下にあけようとする方は多いと思います。

でも実は、口って上下には開かないんです。

こちらの図をみてみてください。

実は、このみどりで覆われた部分は全部でひとつの骨のかたまりで、

このかたまりは一体で動きます。

なので、上の歯や上唇は、頭全体と同じ動きをするんです。

 

下あご(下の歯や下唇がある部分)は、別の骨で、

こめかみのあたりに関節があり、そこで動くことができます。

なので「口をあける=下あごの骨を下に下げる」ということなんです!

 

でも、これを勘違いして、口を大きくあけようとしたときに

上唇を上に持ち上げようとしてしまうことがあります。

そうすると、、頭全体が後ろに傾いてしまうことになるんですね。

 

頭全体が後ろに傾いてしまうと、歌にとって色んなデメリットがあります。

  • 首の骨で頭を支えきれず、喉周辺の筋肉に余計な力が入ってしまう
  • 声を出すときの空気の通り道が曲がってしまう

などなど。

なので、口を大きくあけようとするとリスクがあるんですね。

 

じゃあ、口はどうすればいいの?

結論から言うと、

口先(唇)を大きくあけるんじゃなくて、口の中の空間をあける

というのが大切になります。

※余談※
おそらく「口の中をあける」という指導が勘違いされて、「口を大きくあけなさい」という学校の指導がでてきてしまったのかな、と思います。
もしくは、口をがんばって動かした方が「がんばってる感」が出て見栄えが良いというのもあるかも…
でも、この「口を大きくあけなさい」という指導で声が出しづらくなっている場合も多々あるので、あまりよろしくないんですよね(>_<)

じゃあ、口先(唇)はどうすればいいかというと、

口先(唇)は、喋っている時と同じくらいの動かし方でOKなんです。

 

具体的な練習方法もご紹介してみますね↓

  1. 鏡を用意します。
  2. 鏡の前で、今歌っている曲の歌詞を読んでみます。
    その時の口の動き具合をよく覚えておいてください。
  3. 次は、さっき読んだところを鏡の前で歌ってみます。
    すると、歌になったとたんに、口をがんばって動かそうとしているのに気づくと思います。
    (無意識に口をがんばって動かしている場合も多いので、まずは気づくことが大切)
  4. 次は、鏡の前で 読む⇔歌う を繰り返しながら、
    読んでいる時と同じくらいの口の動かし方で、歌えるようにしていきます。

唇やアゴは、言葉を発音できるくらいの動きがあれば十分で、それ以上に動かす必要はありません。

普段喋っているくらい力を抜いた状態で、発音は十分できていることが多いんです。

 

そして、口先ではなく、口の中の空間をあけることは重要になってきます!

口の中の空間をあけてあげると、響きが豊かになったり、高音が出しやすくなったりします。

口の中の空間をあける方法は、こちらの記事で詳しく解説しています↓

【高音の出し方】あくびの感覚で歌ってみよう【ボイトレ方法解説】 \全国どこからでも参加OK/ 歌に関する悩みランキングで、常に上位にくるのが「高音が出ない」ということ。 もっと高音を出...

 

口元の余計な力が抜けてくると、声がかなり伸びるようになります。

ぜひ試してみてください!

試してみてもいまいち効果が感じられない、という方は、

やり方が間違っているか、声が出しづらい別の原因があるかもしれません。

そんな方は、私のオンライン無料体験レッスンに一度来てみてくださいね(^^)/

声が出ない原因は人それぞれ違うので、レッスンではあなたに合ったアドバイスをさせてもらいます♪

口は大きくあけなくていいんです!

「口は大きくあけなくていいんですよ」というのは、

私のレッスンでもたくさんの方にお伝えしていますが、最初はみなさんとってもびっくりされます(笑)

(まあ、小さい頃から「口を大きくあけて歌って!」と言われ続けていたので当然ですよね…)

そして、思い切って口を大きくあけるのをやめて、アゴや舌の力を抜くと

声が出やすくなった!歌いやすくなった!という方がほとんどなんです。

 

私のボイトレの生徒Yさんも、アゴの力を抜くことで高音が出るようになりました

「歌うことがどんどん楽しくなります!」高音が出るようになり、原曲キーで歌えるようになったYさん【ボイトレ生徒さん紹介】 \無料体験レッスンはこちら/ 今回は、私のボイトレの生徒さんをご紹介! まずご紹介するのは、1年ほどボイトレに通ってくれ...

 

アゴの力を抜いたり、口の動きを改善するのは独学では結構難しいです。

「うまくいかないな~」という方は、オンライン無料体験レッスンにて相談にのりますので

お気軽に参加してみてくださいね!

みなさんが、少しでもラクに気持ちよく歌えるようにお力になれれば幸いです(*^^)

(初心者さん、ボイトレが初めての方も大歓迎です!)

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それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/

声楽講師 永井友梨佳 ⇒詳しいプロフィールはこちら

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永井友梨佳
声楽講師/ボイストレーナー。ソプラノ歌手。
鳥取県米子市出身。京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業。

ストアカ プラチナバッジ獲得講師。レッスン受講者からの評価は、平均☆4.97をいただいています(レビュー件数200件以上)
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