ボイトレ解説

音程が悪いのは治る?音痴の原因と改善方法【ボイトレ解説】

ゆりか先生
ゆりか先生
声楽講師の永井友梨佳です♩

 

歌う時に、「音程が悪い」「音痴」で悩む方は多いですよね。

また、自分は音痴なのかどうかわからない、という方もおられると思います。

今回の記事では、まず音痴とは何なのか、

そして、音痴になる原因と改善方法を解説していこうと思います!

 

音痴とは?

「音痴」とは、音に関して感覚の鈍い人、

歌う時に、音程がずれてしまう人のことをいいます。

いわゆる「音程が悪い」というやつですね。

※色々調べると、リズムが取れなかったり声量が調節できない場合も「音痴」と呼ぶ場合があるみたいですが、今回はあくまで「音程がずれてしまう=音痴」と定義しますね。

 

音程が悪いと、曲やメロディーの良さが損なわれてしまいます。

(100%正しい音程で歌う必要はないと思いますが…。この話は後ほどしますね)

では、次は音痴になる原因と、その改善方法を解説してみます。

 

音痴の原因と改善方法

音痴の原因は、おおまかに2つのタイプがあります。

発声が原因で正しい音程が歌えていない(運動性音痴)

正しい音程は理解できているけど、

歌う時の体の使い方(発声)が原因で正しい音程で歌えない、というタイプです。

運動性音痴、ともいいます。

例えば、喉に力が入っていると、高音になるほど音程がぶら下がってしまいますし、

緊張して息が浅くなると、逆に音程が上ずったりすることもあります。

このタイプの場合、自分の音程があっていないことを自覚できている場合が多いです。

 

改善方法としては、

歌う時の体の使い方=発声方法を改善していくと、音程が良くなっていきます。

発声方法をどのように改善していくかは、本当に人それぞれですが、

例えば、喉に力が入ってしまう人は、アゴの力を緩めたり、

口の奥の空間をあけて、そこに息を流すようにすると喉の力が抜けて、

高音が出やすくなり、音程が安定してきます。

【高音を伸ばすために】アゴや舌の力を抜いて歌う方法【ボイトレ方法解説】 \無料体験レッスンはこちら/ 歌の練習をしていて、アゴや舌に力が入ってしまうことってありますよね。 高音になればなるほど...

 

正しい音程を聴き取れていない(感受性音痴)

2つ目は、正しい音程を聴き取れていないタイプ。

いわゆる「耳(音程を聴く力)」が足りていない場合です。

感受性音痴、ともいいます。

このタイプは、音程がずれていることに自覚がない場合も多いです。

 

まず、音程のズレに気づくには、カラオケの採点機能をしてみると良いと思います。

採点機能で、多くの音が一定の幅でズレていたりすると、このタイプの可能性が高いかなと思います。

 

そして改善方法は、とにかく正しい音程を聴いて「耳の経験値を上げていくこと」

多くの場合は、正しい音程を聴く機会が少なかったり、聴こうとしていなかったりするのが原因なので

とにかく、正しい音程を繰り返しよく聴くことが重要になってきます。

 

例えば、好きな曲や歌いやすい曲の音源を流しながら、一緒に歌うのも効果的!

(私の知り合いは、毎日お風呂で音源を流しながら歌っていたら、音程がすごく良くなりました!)

ポイントは、音源(正しい音程)と、自分の歌声、両方をよく聴きながら歌うこと。

時間はかかりますが、少しずつ音感がついてくると思います。

※先天的なものや耳の病気などで、音感がない方もおられるようです。

 

音程が全てではない

さて、ここまで「音痴」についてお話してきましたが

私は、音程を気にしすぎるのもあまり良くないな、と実は思っていて。

その理由をお伝えしてみますね。

 

発声を改善すれば音程は良くなる

「発声が原因で正しい音程が歌えていない(運動性音痴)」タイプの場合、

発声をじっくり改善していけば、音程はおのずと良くなります。

ですが、発声が未成熟な時に、音程を必要以上に気にしてしまうと、

喉で音程をコントロールしようとして、力が入ってしまって

発声の改善を妨げてしまったりもするんですよね。

 

なので、発声を改善する初期段階では、

音程はあまり気にせずに、体の使い方に集中した方が良いと思います。

このタイプは音感はあるので、

体の使い方が上手くなってくると、自然と音程も良くなってきます!

急がば回れ。まずは発声をじっくり改善するのがおすすめです。

 

音程は、あくまでひとつの要素にすぎない

最近はカラオケ採点のテレビ番組も多くて、

音程が良い=歌が上手い、といったイメージが強くなっているなと感じます。

 

でも、決して音程が全てではないんですよね。

「歌うこと」というのは、気持ちや感情を曲を通して伝えることで、

そのためにメロディーがあって、音程があるんです。

なので、音程が多少悪くても、曲の内容や自分が伝えたい想いがしっかり伝わるのが

「歌が上手い」ことだと私は思うんですよね。

逆に、100%正しい音程で歌っていても、何も伝わってこない歌もあります。

なので、必要以上に音程を気にする必要はないし、

全て正しい音程で歌うよりも、歌を通して想いを伝える方が大切じゃないかなと思います。

 

おわりに

さて、「音痴」について解説してみましたがいかがでしたか?

 

さんざん解説してきてアレなのですが、私は「音痴」という言葉が好きではなくて(^^;

なんだか否定的な響きが強い言葉ですし…、なので普段は全く使わない言葉です。

 

もし「自分は音痴かも…」と悩んでいる方がいたら、

病気や先天的なものでない限り改善することはできるし、大丈夫ですよ!と伝えたいですね。

そして、音程が多少悪くても、必要以上に気にする必要はありません。

私も音程を外すことはたくさんあります!(笑)

歌うときに大切なことは「楽しむこと」と「想いを伝えること」で、

音程はそのための手段のひとつ。

音程は少しずつ改善していきながら、楽しんで歌ってもらたらなと思います(*^^)

 

私のオンラインレッスンでは

マンツーマンで、発声改善や、音程を良くするためのレッスンをしています!

個人レッスンが初めての方・初心者さんも大歓迎です(*^^)

気になる方は、まずは無料体験レッスンにお越しください♪

\無料体験レッスンはこちら/

\ボイトレ・声楽レッスンの詳細/
オンラインレッスン開催中♪

\歌のための解剖学オンライン講座/
歌のための解剖学オンライン講座講師写真、解剖学アプリイメージ

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)/

♬ボイトレ・声楽レッスン生徒さん募集中♬

ストアカプラチナバッジ取得!
\レビュー平均☆4.97のボイトレ・声楽レッスンです/
ボイトレ・声楽レッスンの詳細はこちら

あなたの声の魅力を引き出すボイストレーナー
永井友梨佳
声楽講師/ボイストレーナー。ソプラノ歌手。
鳥取県米子市出身。京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業。

ストアカ プラチナバッジ獲得講師。レッスン受講者からの評価は、平均☆4.97をいただいています(レビュー件数200件以上)
延べ30時間以上の解剖学の学びを活かし、ラクに気持ちよく歌える発声方法をお伝えしています♪

ただいま生徒さん募集中!まずは無料体験レッスンにお越しください♪
\ Follow me /

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA