ボイトレ解説

【歌うのが苦しい時】アゴが上がっていませんか?【発声改善】

ゆりか先生
ゆりか先生
声楽講師の永井友梨佳です♩

 

歌っていて苦しい…

がんばって声を出しているのに、声が出ない…

そんな時に、ぜひ確認してほしいことがあります。

それは、「歌う時にアゴが上がっていないか」

アゴや頭の位置って、歌の発声を安定させる上でとっても重要なんです。

今回は、アゴや頭のポジションについて解説してみます!

 

なんでアゴが上がるとよくないの?

まずは、「なんでアゴが上がるとよくないか」をお話してみますね。

 

アゴが上がるデメリットはいくつかあるのですが、

一番大きなデメリットは、ノドに力が入りやすくなることだと思います。

 

試しに、アゴをゆっくり上げてみてください。

そうすると、首の前側、ノドの周りが突っ張る感じがしますよね?

アゴが上がった状態は、頭全体が後ろに傾くので

首の骨で頭を支えられなくなり、

首の前側の筋肉や、ノド周辺に力が入りやすくなってしまうんです。

 

そうすると、当然歌う時にノドに力が入りやすくなってしまい、

声が出しづらくなってしまいます。

でも、逆に、アゴのポジションを直せば、

声がどんどん出るようになることも多いんです!

 

アゴが上がっていないかどうかの、確認方法

では次は、自分がアゴが上がっていないかどうかを確認する方法です。

 

実は、アゴを上げて歌ってしまっている方のほとんどが、

無意識にそうなってしまっています。

私のレッスンでも「アゴが上がっていますよ」とお伝えすると、

全然気づいていなかった!とおっしゃる方がほとんど。

自分では自覚するのが、なかなか難しいんですね。

なので、まずは、自分がアゴが上がっていないかどうかを確認してみましょう。

 

まずは、鏡を用意します。なるべく大きな鏡が良いですね。

自分の顔を下から映すと分かりづらいので、

なるべく顔の正面に鏡がくるようにセッティングしましょう。

そうしたら、鏡をみながらいつも通り歌って、アゴの位置を観察してみてください

 

鏡をみながら歌ってみると、

アゴは上がっていたり、頭が後ろに傾いているのに気づくかもしれません。

特に、息を吸う時にアゴが上がる方が多いので、注意して観察してみてください。

アゴが特に上がっていなかったり、頭が後ろに傾いていなければOK!

 

アゴが上がらないように歌う練習方法

鏡の前で確認して、アゴが上がっているかも…と気づいた方は、グッジョブです!

自覚できたことで、練習して改善することができます(^^)/

では次に、アゴが上がらないように歌うための練習方法をお伝えしますね。

姿勢を整える

まずは、姿勢を整えていきます。

姿勢の整え方(立って歌う場合)

  1. 足は肩幅くらいに開いて、足の裏全体に均等に体重をのせます
    (前のめりや、後ろ体重にならないように)
  2. ひざはピンと張りすぎないで、少し緩めるくらいで◎
  3. 腰から、背骨をひとつひとつ積み上げるイメージをします。
    腰~背中~首まで、まっすぐ積み上げていきます。
    ※背骨は正確には少しカーブしていますが、イメージの上では真っすぐ積み上げる感覚でOK!
  4. 首まで背骨を積み上げるイメージをしたら、頭蓋骨はそのうえに乗っかるイメージです。
  5. 姿勢はこの「骨の積み上げ」で作れるので、筋肉はすべてリラックスさせていきます。

特に、腰から首まで背骨をひとつひとつ積み上げて、その上に頭蓋骨が乗っかるイメージ

これが大切です!

そして、歌う時にはリラックスもとても大切なので、

姿勢を整える時にも、あまり体全体に力が入らないように、リラックスしたまま整えていきましょう。

アゴや頭も、ガチガチに固めてしまわないように!

リラックスしたまま自由に動かせるような状態で、整えていきましょう。

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目線を決める

姿勢を整えたら、次はアゴが上がらないように練習をしていくのですが、

アゴを意識するのではなく、「目線を意識して」練習していきます。

 

アゴが上がる時って、実は目線も上がっているんです。

なので、正しい頭の位置で目線をキープできれば、アゴは上がらなくなります。

 

先ほどの方法で姿勢を整えたら、そのまま目線をまっすぐ前に向けます。

そして、そこから目線が上がらないように意識しながら、歌ってみましょう。

具体的に、目線を向けるモノを決めるのもいいかもしれません。

 

アゴが上がるクセがある方は、歌っている時に目線が上がりそうになるのに気づくと思います。

あ、目線が上がりそうになる!と思ったら、

目線を最初の位置にキープするように意識しながら、歌ってみましょう。

 

頭やアゴは、ガチガチに固めないように

最後に、ひとつ注意点を!

姿勢を整えて、アゴが上がらないようにする練習方法をご紹介しましたが、

この練習をするときに、頭やアゴに力が入りすぎないように注意しましょう。

 

先ほども少し話しましたが、歌う時には「リラックス」がとても大切

「アゴが上がらないようにしなきゃ!」と思って、アゴや頭をガチガチに固めてしまうと

力が入りすぎていることで、余計に声が出しづらくなってしまいます。

なので、なるべくリラックスしたまま、頭やアゴも自由に動けるくらいしなやかな状態で

練習してみましょう。

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アゴや頭のポジションはとても大切!

「アゴが上がっていませんか?」というテーマでお話してみました。

いかがでしたか?

 

アゴは、無意識にあがってしまっている場合がとても多いのですが、

私の声楽レッスンに来られる生徒さんも、この方法で少し改善してあげるだけで

声がラクに出るようになったり、高音が出やすくなった方も多くおられます!

なので、ぜひ試してみてください(*^^*)

 

私のボイトレでは、このような発声改善をマンツーマンレッスンで行っています。

ボイトレや声楽レッスンが初めての方・初心者さんも大歓迎です(*^^)

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永井友梨佳
声楽講師/ボイストレーナー。ソプラノ歌手。
鳥取県米子市出身。京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業。

ストアカ プラチナバッジ獲得講師。レッスン受講者からの評価は、平均☆4.97をいただいています(レビュー件数200件以上)
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