ソプラノ/アウトリーチ専門演奏家の永井友梨佳です♩
過去に行った演奏会の記録シリーズ。
今日は、2019年10月某日に、とある高齢者施設へ行った時の様子です!
※新型コロナウイルスが流行する以前の演奏会となります※
一緒に演奏したピアニストは、岡安千咲さんです♪
今回は、テーマ性をもたせた演奏会を企画してみました。
演奏会のタイトルは「うたとピアノと♬時空をこえた音楽の旅」!
クラシックや、歌謡曲、現代の歌曲などを取り混ぜてプログラムを組むと
曲の作られた年代や国って、本当にさまざまなんです。
たとえば今回演奏した曲だと、
オペラ「ジャンニ・スキッキ」より わたしのお父さん ⇒ 1918年 イタリア
上を向いて歩こう ⇒ 1961年(昭和36年) 日本
今日もひとつ ⇒ 1992年 日本
このように、1曲1曲、時代も場所も全然ちがいます!
この多様性は、おもしろいことだなあと以前から思っていました。
なので今回は、曲の作られた場所や、時代背景などをMCで解説しながら曲を演奏していく
という、テーマ性のある演奏会を開催してみました!
まさに、音楽を通しての時空をこえた旅ですね(*^^*)
たとえば、1962年 武満徹作曲の「小さな空」
この時代は、まさに高度経済成長の真っただ中。
アイビールックや、ヒッピーが流行していました。
今回は高齢者施設の利用者さんたちが観客なので、まさにアイビールックをしていた方もおられるかも!?
はたまた、ピアノソロ曲のショパン作曲「ノクターン」は1831年のフランス・パリ!
フランス革命で、ナポレオンが活躍していた時代。
国王や貴族の支配から、市民が自由を勝ち取ろうという流れがありました。
日本だと、江戸時代の後期~末期にあたります。
こんな感じで、その曲の時代背景を見ていくと
音楽を聴いたときにさらに深みが増すような気がしますよね。
観客のみなさんも、とても関心をもって耳を傾けてくださり
音楽も一緒にくちずさんだり、手拍子をしたり楽しんで頂きました。
また、エッグシェーカーをお配りして一緒に鳴らしたり
歌詞カードを掲示して一緒にうたったりもしましたよ!
お互いにコミュニケーションを取れる、距離の近い演奏会って
演奏している側もエネルギーをたくさんもらえます。
また、今回のテーマのおかげで、
より深く音楽を味わえる演奏会になったのではないでしょうか♪
ご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました!