「さびしいカシの木」作曲：木下牧子、作詞：やなせたかし

ソプラノ／アウトリーチ専門演奏家の永井友梨佳です♩

今日ご紹介するのは、木下牧子作曲・やなせたかし作詞の「さびしいカシの木」です。

歌曲集「愛する歌」の８曲目となります。

作曲の木下牧子さんって？

このブログでも多く取り上げている、私の大好きな作曲家さんです。

木下牧子さんについてはこちらの記事をご覧ください。

作詞のやなせたかしさんって？

アンパンマンの原作者として有名なやなせたかしさん。

実は詩人としてもご活躍されていました。こちらの記事をご覧ください。

「さびしいカシの木」の歌詞

では、歌詞をみてみましょう。

とっても味わい深い歌詞ですよ。

なんとも切ない詩です。。

最後、「さびしいことに　なれてしまった」というのが

優しくも切ないですね。

この詩に込められたもの

やなせたかしさんは、５歳の頃に父親を亡くされていて、

その後、母親は再婚し離れて暮らすこととなり、

やなせさんは伯父のもとで育てられました。

小さい頃、一番愛情が欲しい頃に、父親とも母親とも離れ離れになっていたんですね。

この詩は、両親への想いを書いたものとも言われています。

そう思うと、さらに胸が締めつけられますよね…

でも、３番の歌詞にはやなせさんのやさしさが溢れているような気がします。

悲しみを背負いながらも、ほほえんでいるやなせさんが浮かんできますね。

あたたかさ溢れる音楽

この詩に、シンプルで、この上なくあたたかいメロディーが付いています。

木下牧子さんの公式Youtubeに動画があったので、ご紹介しますね↓

詩だけを読むととっても切なくなりますが、

この木下さんの音楽によって、救いがあるというか…

特に３番は、カシの木の、切なさの奥にある大らかさや穏やかさが

とっても伝わってきます。

カシの木は、悲しいこともあったけれど、それでも幸せな人生を送ったはず。

そんな風に思わせてくれる曲だと私は思います。

おわりに

今気づいたのですが、やなせたかしさん。

名前の最後に「カシ」が入ってますね…！

なにか関係あるのかな。

想像だけですが、やなせさんは「カシの木」に親しみがあったのかもしれませんね。

さみしさだけじゃなく、その奥にあるものまで

しみじみと、味わいながら聴きたい一曲です。

この記事で紹介したうたを、レッスンでうたってみませんか？

声楽個人レッスン・ボイトレを行っています♪

今回ご紹介した「さびしいカシの木」を、一緒に歌ってみませんか？

オンラインレッスンなので、全国どこでも参加OK！ そして安心安全◎

個人レッスンが初めての方も大歓迎です(*^^)

♬訪問演奏承ります♬

関東近郊にて、訪問演奏を承っております！

日時や料金、リクエストなど

お気軽にお問合せください♪

詳しくはこちらをクリック