本日ご紹介するのは、作曲家の木下牧子さんです。
木下牧子さんのプロフィール
東京生まれ。東京芸術大学作曲科首席卒業、同大学院修了。日本音楽コンクール作曲部門(管弦楽の部)入選。日本交響楽振興財団作曲賞入選。三菱UFJ信託音楽賞奨励賞受賞。
主要作品に、オペラ「不思議の国のアリス」、オーケストラのための「ルクス・エテルナ」、ピアノ・コンチェルト、吹奏楽曲「ゴシック」、「音楽物語〜蜘蛛の糸」、ピアノ・カルテット「もうひとつの世界」、ピアノのための「6つのフラグメント」、合唱組曲「方舟」、歌曲集「秋の瞳」ほか。声楽作品は特に人気が高く、オペラ・歌曲・合唱とも全国で演奏されている。出版は100冊を超え、CDも「室内楽作品集 もうひとつの世界」(レコード芸術 特撰盤/ライヴノーツ)他多数。
木下牧子公式サイト m-kinoshita.comより引用
プロフィールにもあるように、木下さんは声楽作品(合唱曲・歌曲など)がとても人気があります。
一般的にも有名なのは、合唱曲の「春に」ですかね~。
谷川俊太郎さんの詩で「この気持ちは何だろう~」と歌いだすあの曲です!
私も木下さんの歌曲は大好きで、よく歌わせていただいています。親しみやすいものから芸術的なものまで本当に幅広く素敵な曲がたくさんあります。
特に私は、コンサートホールではない場所(高齢者施設など)で歌うことも多いですが、木下さんの歌曲は初めてでも聴きやすい曲もたくさんあって、毎回とても好評です。
インタビューからわかった、木下さんの音楽と歌について
ONTOMOに、木下牧子さんのとってもおもしろい記事が載っていました。
作曲家の木下牧子にカウンターテナー藤木大地が訊きたい10の質問 ~合唱やオペラなど作曲へのこだわり、演奏家への想い、ファン拡大のために
対談の相手が歌の方ということもあり、歌に関するお話もたくさん出てきて読み応え抜群の記事です…!
この対談のなかで、木下さんはこのようなお話をされています。
一般的に声楽の方は、言葉がつかない器楽には関心をもってくださらないことが多いんです。でも、私は歌でもハーモニーから発想するので、たまにオーケストラ作品も聴いていただけると、歌い方のコツがつかめるかも。私の曲は、伴奏なしにメロディだけで練習すると、どういう響きの上に乗っているかよくわからないと言われることが多いです。
対談相手の藤木さんも大いに同意されていましたが、これ私もすっごくわかります…!
木下さんの曲って、メロディーラインだけの音をとって譜読みしていると、音程がわからなくなることが多々あるんですよね…でも、伴奏を弾いてみると「ああそうか」となってくる。
これは、作曲の際にハーモニーから発想されていたからなんですね~。めちゃくちゃ腑に落ちた。。
木下さんがおっしゃるように、オーケストラ曲を聴いてみたいなと思いました。そして、もっともっと曲を理解できて歌い方のコツをつかみたい!
インターネットでの発信について
この記事では、木下さんのインターネットでの発信についても言及されています。
木下さんは自ら公式ホームページを作っておられて、TwitterやYoutubeチャンネルも開設されているんですよね…!
日本の音楽界のヒエラルキーってなんとなくあるじゃないですか。新聞とか雑誌とかで書かれる演奏会評や有名な批評家のいうことをありがたがるとか。でも音楽界に何のしがらみもないアマチュアのTwitter批評のほうが、的を得ていることもよくありますし、権威って何だろうと。YouTubeを見るとね、案外みんな対等だなと思う。
だからこそ、ここでダイレクトに発信したらいいかもねって。別に難しいことを考えて始めたわけではなく、実際アップしてみたら演奏家などの反応があるから続けているんですけど。
すばらしいです。。特にYoutubeは本当にありがたい。
新しい曲をやろうとするときに、楽譜だけだとどうしても挑戦するのにハードルが高くなってしまいがちですよね…
動画や音源があるとそのハードルがぐっと下がるし、魅力がより多くの人に伝わりやすくなると思います。
おわりに
今回木下牧子さんについての記事を書いて、はじめて知ったこともたくさんありました。そして、これからも改めて作品を大切に歌っていこうと感じました。
また、木下さんの歌以外の作品、オーケストラや器楽曲なども聴いてみたくなりましたね!Youtubeチャンネルがあるので気軽に聴けるのも本当にありがたいです。
今後もさらにご活躍されることを願っています。
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